2021年1月の求人とビザの状況

2021年01月11日

新年明けましておめでとうございます。

去年はコロナで世界中が大変なことになった年でしたが、Jビザやアメリカでの求人状況に関しても、今まで経験したことのない1年でした。

Jビザは1961年に出来て以来、約60年間世界中からの参加者に利用されてきましたが、去年初めてJビザプログラムの停止や、アメリカ大使館の一時閉館という今まで経験したことのない事態が起こり、Jビザスポンサー団体やエージェント、ホスト企業、及び参加者に多大な影響が出た年でした。

また去年11月の大統領選以降、政治も混乱していましたが、先日トランプ大統領もようやくバイデン氏の大統領就任を認め、長く続いた次期大統領についての論争が終わり、今月20日には、正式に民主党のバイデン大統領が誕生することになります。

バイデン次期大統領はトランプ大統領の政策を大幅転換することを公言しており、特に移民政策やコロナ対策、国民への給付金などの対応が注目されています。また次期副大統領のカマラハリス氏は、もともと両親がアメリカに留学していた留学生だったことで知られ、JビザやFビザ(学生ビザ)を扱うコミュニティでは、カマラハリス時期副大統領の取り組みに期待しています。

バイデン次期大統領も関係が悪化した世界各国との関係改善を図る計画や、内閣に女性、原住民、有色人種などマイノリティを積極的に起用したり、アメリカ第一主義から、世界各国との協力していく方向に転換していくことを強調しています。

去年はコロナの影響で経済や雇用など相当なダメージを受けた1年でしたが、新大統領のもと、早く安心して、生活や仕事ができる世の中に戻ることを期待しています。

ビザのニュースとしては、去年6月に発表された就労ビザを一時発給停止する大統領令が今年の3月31日まで延長されましたが、この大統領令はすでに去年10月に裁判所が無効化判決を出していますので、Jビザを申請する方には影響ありません。この件でたくさんのお問い合わせを頂いていますが、去年の12月や今年に入ってからも、当社の参加者は皆さん問題なくビザを取得していらっしゃいます。 大統領令や無効化判決に関しては、10月の新着情報の記事をご参照ください。

今月の求人については、日本人向けのアメリカ求人は先月と変わらず、引き続き外出や旅行が制限されていることから、ニューヨークやハワイでの新規雇用はまだ難しい状況が続いています。また、観光業関連の会社やお仕事に関しても、依然業績の回復や雇用開始時期の見通しがたっていません。

★1月の求人状況★
【業種】
〇 食品、コンサル、貿易・物流、メーカー、IT、Eコマースなど
☓ 旅行、ホテル
【職種】
〇 営業、エンジニア、会計士、デザイナーなど
△ 事務、マーケティング、カスタマーサービスなど
【地域】
〇 ロサンゼルス
△ ニューヨーク
☓ ハワイ

現在も求人がある分野は「食品」、「コンサルティング」、「貿易」、「メーカー」、「IT」などエッセンシャルビジネスと呼ばれるコロナ禍でも業績や営業に影響が少ない業種での求人になっています。

現在募集している求人は随時ウェブサイトやインスタグラム、LINEのストーリーで掲載しています。
コロナの影響で外出制限や自宅勤務など、日々生活や仕事環境が変わる中で、なかなか先の雇用や採用を確定できない会社が多いので、4月までに渡航が可能な方は、興味がある求人がありましたら、是非ご連絡ください。

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