kazさん (28歳) ニューヨーク旅行会社

2021年10月07日

Kazさん
出身:東京
略歴:
・留学経験なし
・一人暮らし経験なし
・日系企業の貿易事務に約5年間勤務し、インターンをすることが決まったことをきっかけに退職
・旅行が大好きで約20か国ほど訪問
ニューヨーク旅行会社勤務中

自己紹介

大学卒業後は、貿易・物流分野の会社で約5年間勤務していたごく普通のOLでした。仕事内容は、日本のメーカーから海外への輸出手配の依頼を受け、現地への配送完了までのトータルサポートをしていて、飛行機、船、国内トラック等あらゆる方法で輸送し、モノは分野は問わず、食料品、衣料品、化粧品、鉄鋼品等、様々なものを取り扱い、日々イレギュラーや、一日の中でもあらゆる締め切り時間に追われながら、膨大な量の案件を裁いておりました。英語はメールではやり取りすることは多かったものの、電話でのやり取りはほぼ皆無でした。海外旅行を楽しんだり、洋画や洋楽等大好きでしたが、留学や海外に住んだことがなかったので、英語を話す機会といえば、唯一時々ヨーロッパから来る留学生のホームステイの受け入れ(2週間)していたぐらいでした。

参加の動機・きっかけ

まず、ニューヨークに住みたいと思ったのが、3年前に旅行で来たのがきっかけでした。自分の中で一番衝撃であったのは、ここでは世界の最新のものが溢れているという点。
私は新しい物好きで、常に最新のものに触れていたい人間であり、NYはまさに世界の最新の発信地と感じていました。出身の東京ではもちろんそれなりに最新のものを見ることができ好きでしたが、ここNYに比べれば、東京が今流行っていることがNYでは3年前、もしくはそれ以上前に流行っていることがあります。発信地はあくまで、ニューヨークであって、東京はそれをあとからコピーしているぐらいにしか思えなくなってしまったのです。
NYに住みたいと思いはじめ、ふと友人が昔1年ほどNYでインターンをしていたのを思い出しました。旅行から帰りすぐにその友人に連絡し、詳細を聞きました。もちろん彼女から話を聞くまでは、本気で行こうとは思っていませんでしたが、彼女の仕事内容や生活の話、また、間違えなくいい経験ができると言っていたのをきっかけに、その日中に、よし行こうと瞬時に決断しました。3日後には、その会社の人事にメールをし、求人の募集をしていないか確認をしたのを覚えてます。
ただ、決してその時英語に不安がなかった、もしくは自信があったわけではありません。何しろ一人暮らしもしたことがなければ、留学もしたことがないので、そもそも一人で海外に住むこと自体未知の世界でした。ただ一つ、年齢も年齢なので、このせっかくのチャンスを逃したら今後アメリカに住むこと等ないため、絶対にいつか後悔するであろうと思ったのが強くありました。取り合えず応募して落ちたら落ちたで、それは縁がなかったと思うしかないと思っていました。

インターン先や仕事内容

日系の旅行会社で、主にアメリカから日本行きの航空券のチケットの依頼を直接お客様から電話で依頼を受け、また日本到着後のホテル・ハイヤーなどの手配も行っています。最近では、特にコロナの状況で日々水際対策についての内容が変わるので、最新情報を入手しお客様が安心して渡航できるように意識しています。
会社は、最寄りの駅がタイムズスクウェアの駅と知ったとき興奮が止まらなかったのを覚えています。初日は、大きな窓からそびえたつビルと、サイレンの音が聞こえたときは、しみじみ本当にNYに来たんだな。とまるで自分が映画のワンシーンにいるかのような思いに浸りました。。。笑

また、会社の方はとても親切で、人間関係にも恵まれ、この先こんな人間関係が安定している会社で身を置くことは一生ないんだろうなと思えるぐらいの環境でした。そして、先輩のメールや電話での対応の仕方に日々関心するとともに、自分自身も大変勉強になりました。

週末の過ごし方

こちらに来てから出会った友人と過ごし、ニューヨークの郊外の方へハイキングに出かけたり、都心で美味しいものを食べたり、ビーチや美術館等に行ったりしています。涼しい時期は、ランニングや自転車で町を回ったりしておりました。
また友人の家庭等で、アメリカ料理や故郷の料理等教えてもらったり等も、ホームスティーのような経験もできました。
コロナの状況でこちらに来てからはなかなか現地の友人を作るのは難しい状況でしたが、ワクチン等が進み、sns等を通じてイベント等に参加することをきっかけに作ることができました。
また、大学時代にタップダンスサークルに所属していたこともあり、タップダンス教室にも通ったり、ジムにもこの間生まれて初めて行きました。
イベントも徐々に開いてきており、野球観戦、ブロードウェイ、コンサート等も友人と行く予定です。

アメリカに来て良かったこと

すべてです。むしろ来ていやだなと思うことを探す方が難しいかもしれません。
視野が広がり自分自身の考え方や価値観も回りの人から影響を受けて変わりますし、成長すること間違いなしです。
と同時に、これまでの自分がいかに視野が狭かったか、またあらゆる固定概念を強く持って生活していたんだなと思いました。
自分の行動が普通なのか、みんなはどう行動するかというのが気にしながら行動していた自分を気づきました。
こちらに来てから、他人は他人、自分の人生である限り、自分はどうしたいかを重きにおいて行動することが大事であると気づかされました。
自由の国ニューヨークだけあって、ここは考え等のルール等は存在せず、皆自分がしたいようにするというのが根底にあります。
また、色んな人種の方と話しながら彼らが社会でどういう問題を抱えているのか、その苦悩の話を生で聞いたりすることで、
日本のテレビでは分からなかったリアルなアメリカの社会問題等の背景を知ることができる良い機会でした。

ニューヨークやアメリカの魅力

私にとっては、NYはとても住みやすい場所でした。スーパーは日本食スーパーが何店舗かあるので、日本食が恋しくなることもないですし、世界各国の料理があり、美味しいレストランで溢れています。コロナでイベントがなくなったとはいえ、ここでは色々なお店や場所があるので、歩いているだけもワクワクします。毎週違う場所に訪れては新しいものに触れる機会があったので、飽きませんでした。
NYと言えば、タイムズスクウェアのような大都市を思い浮かべることが多いと思いますが、それはマンハッタンだけであり、ビーチもありますし、車で1時間ほど走らせれば、大自然の中でハイキングができる場所もあります。都会だけではなく、ちょっといけば自然にも触れられる最高な場所です。
また、人は皆大きな夢を持ち、実際にやっていることがすごい人たちばかりで、日々その人たちから刺激を受けられました。休みの日は全力で趣味に打ち込み、自粛中でも自分たちなりにできる範囲で楽しむことを考え、家の中で楽しめることを考えたり工夫したりして、それはそれでとても楽しい時間を過ごせました。町は、人種もバラバラで、皆個性を大事にしている人ばかりなので、歩いているだけで何かしら毎日刺激を受けられる場所です。たった1年とはいえ、ありとあらゆる刺激を受け、まるで5年間分の人生を過ごした思いになることができ、参加して本当に良かったと心から感じています。

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